水平スケーリング

水平スケーリングは、より多くのノードを追加することでシステムの処理能力を向上させる手法です。 個別のノードにより多くの計算リソースを追加する手法とは異なります(後者は垂直スケーリングとして知られています)。 たとえば、RAM容量4GBのシステムを持っていて、そのRAMを16GBに増やしたい場合、水平スケーリングはRAM 16GBのシステムに切り替えるのではなく、RAM 4GBのマシン4台で対応します。

このアプローチは、新しいインスタンスまたはノードを追加することで、負荷をより効果的に分散し、アプリケーションのパフォーマンスを向上させます。 簡単に言えば、個別のサーバーの処理能力を強化することではなく、個別のサーバーの負荷を減らすことを目指しています。

解決すべき問題はなんですか

アプリケーションに対する需要がそのアプリケーションインスタンスの現在の処理能力を超えた場合、システムに処理能力をスケールする(処理能力を向上させる)方法が必要になります。

システムにノードを追加する(水平スケーリング)か、既存のノードにより多くの計算リソースを追加する(垂直スケーリング)かのいずれかが可能です。

どのように役に立つのでしょうか

水平スケーリングにより、アプリケーションは基礎となるクラスターが提供する限界までスケールすることができます。

システムにより多くのインスタンスを追加することで、アプリケーションはより多くのリクエストを処理することができます。

例えば、1つのノードが1秒あたり1,000リクエストを処理できるとすると、ノードを1つ追加するごとに、システム全体で1秒あたり処理できる総リクエストが約1,000リクエスト増えることになります。 これにより、アプリケーションは特定のノードの処理能力を強化することなく、より多くの処理を同時に行うことができます。

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